岡山県小学校長会

令和5年度 岡山県小学校長会 会長ごあいさつ

 

   尾 敏也 会長
  (岡山市立西小学校)
「次の一歩」へ

今年度、岡山県小学校長会の会長を務めさせていただくことになりました岡山市立西小学校の尾敏也でございます。「会長」という責任の重さをひしひしと感じ、身が引き締まる思いがしています。はからずも大役を仰せつかりましたのは、教育を取り巻く環境が激変する今、「この機会を奇貨として、自分のできることは何かを改めて考えなさい」と与えられた試練のような気がしています。県小学校長会は本年度、57名の新会員をお迎えし、 365名でスタートいたしました。私一人の力は微力でも、多くの会員皆様のご支援・ご協力をいただきながら、全力でその職責を果たす所存でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

 さて、教育を取り巻く状況をみると、私たちの前には、教職員の人材確保や資質能力の向上、教科担任制導入に伴う課題、児童の学力向上、生徒指導上の諸問題への対応、長時間勤務の解消をはじめとする「働き方改革」の推進などの課題が山積しています。けれども、私たちは、立ち止まることなく「令和の日本型学校教育」を構築していくための『次の一歩』を踏み出さなくてはいけません。

 一方で、本年5月8日には、新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行されました。3年以上に渡る感染症への対応が緩和され、少しずつ本来の学校の姿が取り戻されることが期待されます。コロナ禍だったからこそ見えてきたこと、あるいは変えることができたこともあるでしょう。それらを上手に生かしながら、今こそ新しい学校経営の在り方を推し進める『次の一歩』を踏み出すチャンスの到来だとも思うのです。

 私たち県小学校長会の目的は大きく二つ。「教育に関わる諸条件の整備・充実のための活動」と「校長としての学校経営力の向上を図る」ことです。「多様な人々と協働しながら様々な社会変化を乗り越え、豊かな人生を切り拓く、持続可能な社会の創造者」となる子どもたちを大切に育てていくために、県内すべての校長先生方と進むべき方向を見据えて『次の一歩』を踏み出したいと思います。

 県小学校長会の発足75周年の節目を迎える今年度。私たちの活動が一層充実したものとなりますよう、ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

 

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