岡山県小学校長会

令和3年度 岡山県小学校長会 会長ごあいさつ

  WithコロナからPostコロナの時代に向けて

 

   石橋 良久 会長
   (岡山市立御南小学校)

薫風が心地よく吹き抜け,緑の山野に青空が続く季節となりました。しかし,毎日,登校指導と通学路のごみ拾いをしながら歩く中で,この美しい日本を,無秩序に無自覚に壊し,汚してきたとも思うようになりました。震災後に再確認された「向こう三軒両隣の精神」が忘れられてきているのではないかと感じています。日本人の美しい心が失われてきているのかもしれません。時代のテンポが速くなり,世の中が,世界が複雑に入り組み合ってきた時代。注意に注意を重ねても,何が起こるかわからない時代。それでも,心の美しさは大切に見失わないようにしたいと自戒の念を強くしています。
 昨年1年,多くの会議,研究大会等,様々な活動を中止せざるを得ない状況となり,県下
各支部を訪問させていただく中で,岡山県小学校長会の在り方を考えてきました。岡山県小学校長会は県下19支部,378名の組織です。人は,共に相寄って働き,組織をつくって仕事をし,知恵を出し合い,力を寄せ合って生きてきました。校長会という組織でも,「今こそ知恵と力を集めなければならない」という思いを強くもっています。
 そして,個々の知恵と知恵,力と力を強く結び付けるものは「互いの信頼」です。信頼があれば「心がひらく」と言われます。昨年度,県下各支部の皆様とのつながりを深める中で,心をひらき合うことで,さらに信頼が深まり,衆知の高まりと協力のすばらしさを感じることができました。大変ありがとうございました。これからも,岡山県校長会を信頼の場とし,先生方が心をひらき合い,一人一人の知恵と力をしっかりと発揮できるようにしたいと考えています。
 また,「なすべきことをなさねばならぬ」という決意を忘れなければ,自ずと道が開けてくると言われます。「わからないことを他人に聞く謙虚さ」をもてば,それらの知恵が限りなく加わって,知恵は無限に広がっていくと言われます。私たち校長は,「なすべきことをなす勇気」と「人の声に私心なく耳を傾ける謙虚さ」を大切にしたいものです。一人より二人に,二人より三人に,中学校区から支部へ,支部から全県へと,多くの方々の話を
聴いて考え抜く中で,少しでも知恵を誤りなく豊かなものにするとともに,心も養いたいものです。
 今まで通りの考えで,今まで通りのやり方で済む時代は終わりました。昨日の考えを,今日には一新することが求められるかもしれない時代です。次々に新しい考え方を生み出し,刻々に新しいやり方で対応していくことが求められています。大切にしていくべきことは守り,先例に安住することなく思いを一新する,やり方を一変する勇気をもちたいものです。日本も世界も厳しい転機に立っています。子どもたちの豊かな未来のために,希望の灯をかかげ,勇気を奮い,ともに力を合わせて新たな時代をつくっていきましょう。皆様のご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。 

     
 

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